伊香保温泉のんびり日帰り旅・その1
伊香保温泉は群馬県の榛名山の斜面、標高700mくらいに位置する日本で一番最初に『温泉街』として作られた歴史ある温泉です。見どころがコンパクトにまとまっていて、なおかつ周囲にも特色ある観光名所がたくさんあります。一人旅にはもってこいの場所です。
わたしにとって伊香保温泉は馴染のある温泉のひとつです。最近、なかなかひとり旅に行けなくてモヤモヤしていたフラストレーションを食欲に昇華。そしておいしい温泉まんじゅうもたくさん食べてきました!
東京からは電車とバスを乗り継ぎ、3時間ちょっとで行けます。関東首都圏からの旅行先としては遠すぎず近すぎずといったところでしょうか。
車で来られる方は、関越自動車道の渋川伊香保インターから、山道をゆっくり走っても20~30分ほどで到着します。連休の時は混雑でもう少しかかります。道はわかりやすいですし、町営駐車場も何か所かに分散してたくさんあります。
伊香保到着です!バスでも車でも、初めて伊香保に訪れたみなさんが到着するのは、石段の下だと思います。
温泉街の象徴でもある、ながーーーーい石段はテレビでもよく取り上げられているので、御存知の方も多いのではないでしょうか。
この石段、365段あります。(実際はもうちょっとあります)本当に長いです!
おいしい温泉まんじゅうを食べ、露天風呂にはいるため、頑張って登ります。
温泉が流れているため、びっくりするくらいの茶色です。ちなみに寒くなると湯気がすごいことになります。夜はライトアップされてとてもきれいだそうです。
石段が始まってすぐの右手にあるのが観光案内所と町営温泉と伊香保の関所跡、そして元ハワイ公館です。
観光案内所には伊香保周遊マップや周遊バスの時刻表があります。水沢観音や榛名湖、榛名神社へのバスも出ていますので、バス派の方は要チェックです。
関所跡は江戸時代にこの場所にあった関所を復元した建物です。町営温泉と同じ敷地にあります。実際に関所で使われていた石も残っていました。
わたしのおすすめは温泉隣のハワイ王国公使別邸です。明治時代のハワイはまだアメリカではなくハワイ王国だったんですね。公使別邸と資料館はどちらも入場無料です。
明治時代の建物にほんのりと洋風がまじっています。建築当時のままの硝子は厚く、少し歪んでいるのが素敵です。
特に二階からの眺めが美しくおすすめです。わたしが行った日は紅葉の始まりで、山の緑にほんのり赤と黄色が混じりだしていました。
お庭の池もきれいですよ!
町営温泉は伊香保まで来るのに疲れた方や、石段散策よりとにかく温泉!派な方はすぐに入浴するのも良いですし、日帰りの旅行の方なら石段を上り下りしてから、すこし疲れた体を温めてリフレッシュして帰ることが出来ます。
町営温泉は撮影禁止なので写真はありませんが、『黄金の湯』と言われるとてもいいお湯です。石段の中央に流れているあのお湯ですね。町営温泉はあまり広くないので、混んでいるようなら石段を上り下りしてからもう一度立ち寄るか、上がった先にある露天風呂や温泉旅館の日帰り入浴をしたほういいと思います。
階段の途中にはたくさんのお店があります。温泉街らしく昔ながらの射的やスマートボールのお店もあります。お客さんがゴミ集積所に景品のアヒルちゃんを飾りまくって、映えスポットと化していました。
食べ歩き、まずは『石段街のワッフル屋さん』
タイミングよく作りたてのプレーンワッフル(200円)を買うことができました。作りたてでふわふわです。ピンボケ写真ですが。お店の方に少し時間をおくとサクサクになると教えていただき、試してみたら本当に食感が変わるのに驚きました。ワッフル屋さんのワッフルって人生初挑戦だったんですが、こんなおいしいものだとは!
次は『石段玉こんにゃく』さん
一串にこんにゃく3つで100円です。群馬はこんにゃくの生産量日本一なので、やはり食べないわけには行きません。ぱくぱく食べて「おいしぃーっ!」と思ってから写真を撮っていないことに気が付いたので、写真はこんにゃくひとつだけになっています。この日、思ったより風が強くて寒かったため、アツアツの玉こんの魅力に勝てませんでした。味がしみておいしい玉こんでした。
お土産屋さんや射的屋さん、食べ物やさんを横目にがんがん登ります。
2019年11月に老舗旅館の千明仁泉亭(ちぎらじんせんてい)さんの入り口横に、水沢うどんの大澤屋さんがオープンしました。営業時間は昼~夕方だけだそうですが、水沢観音まで行かなくても水沢うどんが食べられるのは嬉しいです。ただわたしが行ったときは列がすごくて諦めました。また今度の機会に!
階段の途中には時々源泉を各旅館に流すためのパイプが見えるようになっています。すごい勢いでジャバジャバ流れています。伊香保は源泉かけ流しの温泉旅館が多いのですが、納得の湯量です。
階段をどんどん登ります。けっこう息があがってきます。
老舗旅館の岸権旅館さんの前には足湯があります。
源泉かけ流しの足湯が無料です!日ごろの運動不足のせいで早くも疲れてきた足が、ふわぁぁぁっと気持ち良く癒されちゃいます。伊香保温泉独特の香りも最高です。
今回写真が多いので、その2に続きます!(近日更新予定です)
ビートルズを知らないわたしの、ビートルズだらけのリヴァプール
もう正確な日付が思い出せないくらい昔の旅の話。
昔はバイトを掛け持ちし、お金が貯まればちょくちょくイギリス貧乏旅行に行っていた。なかでもイギリスのリヴァプールには10回近く行ったことがある。
リヴァプールでのわたしの一番の目当ては美術館だ。アルバートドックのテートギャラリー(Tate Gallery/ロンドンの分館。近代や現代の作品が多い)、市街中心部のウォーカー美術館(Walker Art Gallery)、マージ―川の対岸のポートサンライトにはレディリーバ美術館(Lady Lever Art Gallery/ユニリーバ社の創業者の美術館)。ウォーカーとレディリーバには日本にはあまりないラファエロ前派の絵画が多い。
他にはウォーカー美術館の隣には国立博物館(National Museums Liverpool)があるし、二つある大聖堂はどちらも美しい。サッカー(Everton)を見に行ったこともある。
リヴァプールは商業と工業の都市で、わたしの印象ではマンチェスターよりすこしコンパクトな街だ。マージーサイド(マージ―川沿いの港湾地区)には大英帝国繁栄時代から現代まで、さまざまな年代の建物が並んでいる。建築デザイン本で読んだ作例みたいな建物がそのまま街にある。
特にアルバートドック隣のピアヘッドにあるデザインの異なる三つの建物『スリーグレーシズ/Three Graces』はとてもきれいだと思う。この記事のトップ画像は初めてリヴァプールに行った20年以上前に撮影した写真だけど、いまでも気に入っている。
タイトルにあるとおり、わたしはビートルズを知らない。曲は知っている。CDも家にはある。でもその程度なのだ。なのでアルバートドックに行っても行くのはマージーサイド博物館とテートギャラリーだけで、ビートルズの博物館には行ったことはない。導入がちょっと長くなったけど、わたしがリヴァプールに持つ印象はそんな感じだ。
「ペニーレーンはそっちじゃないよ」
と声を掛けられたのは、ちょっとさびれているけれど、それなりに商店が並んでいる通りだった。リヴァプール近郊に住む知り合いに会いに行き、そこから街に戻るのにバスがなかなか来なかったので歩いていたときのことだ。
「ペニーレーンはあっちだよ」
振り返ると、杖をつき買い物袋を持ったおばあさんがこちらを見ていた。
「ペニーレーンって、なんですか?」
『レーン』というからには通りの名前だということは解った。でもそれ以上はわからない。地図は鞄の中だったし、けっこう郊外にいるので、どうせろくに情報はないだろうと思い込んでいたのだ。
「あなた、ビートルズ見に来たんじゃないの?」
なぜかものすごく驚かれた。イギリスのお婆さんはロングスカートが多い。このお婆さんもワインレッドのロングスカートで、ベージュのカーディガンを着ていた。
「違います。ここから駅まで歩いて行こうと思ってて」
「あらまあ。駅まですごく遠いから、バスに乗りなさい。女の子はこの辺をひとりで歩いてはだめ」
あらまあ、は正確には「Oh, Dear」だ。イギリス人女性にはこの言い回しをする人が多い。言い方ひとつで「あらまあ」にも「まぁ!」にも使える。
おばあさんはわたしにバス停の場所を教えると「気を付けてね」と言って去って行った。地元の人が歩かない方がいいという場所は本当に危ない場所だ。たしかに赤茶色のさびれた商店街はお世辞にもきれいとは言えないし、一歩奥に入る勇気もでない。ちなみにわたしが当時「女の子」と言われていたのはお世辞ではなく、アジア系は若く見られるだけだ。
しばらくそのバス停で待って、駅行きのバスに乗った。
終点の駅までの切符を買ったけれど、どこで降りようか。ちゃんと駅まで戻ろうか?と悩んで地図を広げたら、隣の席のおばさんに話しかけられた。
「リヴァプールに旅行?どこから来たの?」
「日本から来ました」
「ずいぶん遠い場所から来たのね!ようこそリヴァプールへ。わたし、若いころ働いていたレストランにポール・マッカートニーが来て握手して貰ったことがあるの」
なんでこの人、突然わたしに芸能人と会った話をしてくるんだろう?と思いながらも差し出された手を握り返す。一人旅をしていると、時々すごくフレンドリーな人に会う。犯罪者っぽい人もいるし、商売人もいるし、本当に善意の人もいる。だけど芸能人にあった話をいきなりされたのは初めてだ。
英語でうまく返す言葉が思い浮かばず、「わたしポール・マッカートニー、知ってます」とか答えると、前の席に座っていたおじいさんが振り返った。
「わたしはジョージ・ハリスンと会ったことがあるよ!」
誰それ?
おじいさんはにこにこと嬉しそうだ。その時のわたしは本当に誰のことだかわからなかった。通路を挟んだ席にいるおじさんも大声で話しかけてくる。
「わたしもビートルズは全員見たことがあるよ。リヴァプールの人間なら、みんなビートルズのパレードを見ているからね!」
ここで察しの悪いわたしでも、さすがに、ようやく、理解した。
この人たちはわたしを、『ビートルズ目当てで遠路はるばる極東の地から一人でやって来た女の子』と思っていて、それでわざわざビートルズの話を振ってくれたのだ。
そういえば先ほどのおばあさんが言っていた『ペニーレーン』もビートルズの歌にあった気がする。教科書にはニューヨークの写真が載っていたと思ったけどリヴァプールにもあったのか!(あとで確認したら教科書に載っていたのはストロベリーフィールドだった。そしてリヴァプールが本家だった)
というかビートルズって今でもそんなすごいのか。(すごいのです)
いや別にわたしファンじゃないんだけど、どうしよう。どう答えるべきか悩んでいるうちに、おじさんもおじいちゃんもおばちゃんもどんどん話を進めていく。
「ポールはチップもたくさんくれたの。本当に格好良かった!」
「わたしもジョージと握手したんだ」
「パレードの時もすごかったんだよ。リヴァプール中がお祭りだった」
みんな早口で、もうわたしのヒヤリング能力では聞き取れない。でもみんなにこにこしている。おばさんにうながされ、信号待ちのタイミングでおじいさんと握手をする。
となると、少ししか英語が話せないわたしにできることは、たったひとつしかない。
「すごい!ありがとう!!」
結局終点の駅でバスを降りた。なんとなくもうどうでも良くなって、街を歩くことにしてみたのだ。
最初に書いた通り、わたしはリヴァプールの美術館博物館ばかり行っていたため、あまり街の繁華街は歩いたことがない。知り合いに会いに行くときから思ってたけど、リヴァプールはイギリスにしては珍しく街並みがわちゃわちゃとしている。店の看板の色がうるさい。いろんな人種の人が歩いている。
田舎もいいけど都会も面白いなーと思いながら、とりあえず何か面白いものを探すため観光案内所でも行ってみるかとベンチに座って地図を広げた。先ほどのバスでは結局ろくに地図が見られないままだったのだ。
イギリスには各町に「i」マークのインフォメーションセンター(観光案内所)がある。観光案内所にはその町や近郊の見どころ情報が集まっているし、当日でも宿の予約をやってくれるし、お土産だって売っている。個人旅行の観光客なら絶対に訪れたほうがいい場所だ。わたしはスマホのGPS対応地図を見ていても迷う人間だ。スマホがない時代には必ず現在地を確認し、落ち着くためにも座って地図を見る必要があった。
「どこに行きたいのかな?」
現在地はどこだと地図を睨んでいたら、お巡りさんが声をかけて来てくれた。若くがっちりしたお兄さんだ。イギリスのお巡りさんは帽子に市松模様が入っていて格好いい。
「インフォメーションセンターに行きたいです」
「それならこの看板のとおりに行けばいい。キャバーンのそばだよ」
お巡りさんが指差した交差点の看板には「キャバーン&i」と書いてあった。なるほど、わたしはマークを見逃していたらしい。
「ありがとうございます!でもキャバーンってなに?」
「きみ、日本人だよね?」
「はい!」
イギリスには香港出身者が多いせいか、東洋人を見て日本人だと思われることは少ない。お巡りさんがわたしを日本人だと思ったのは、それはつまり、この街で道に迷うアジア人=日本人が多いということだ。
そして日本人がこの街に来る理由は…
「ビートルズ見に来たんじゃないの?!」
お巡りさんに大声で驚かれて、さすがに大声で返した。
「ノォー!」
このあと何故かお巡りさんには大笑いされた。そしてやはり「気を付けてね」と見送られ、わたしは無事インフォメーションセンターにたどりつけた。インフォメーションセンターのある路地に入る前から周囲はビートルズまみれ。たくさんの観光客が居た。お土産物屋の前を通る時は、「ビートルズお土産あるよー」と日本語で声をかけられるくらい凄かった。
キャバーンがビートルズの聖地のひとつだと知ったのは、宿に戻り部屋で地球の歩き方を読んでからだ。ペニーレーンも聖地だった。
というわけで、わたしはビートルズを全然知らないけれど聖地巡礼をして、ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンと握手した人と握手をした人間なのである。
わたしの人生史上、一番嘘みたいというか、ギャグみたいな体験が続いた旅の昔話です。会話はこんな言いまわしだった、というニュアンスで書いています。そもそも語学力が低いので本当にそう言ってたのかも怪しいです。
別の機会にリヴァプール出身の人と会ったとき、その人もポール・マッカートニーと銀行で会ったことがあると話をしていたので、ビートルズは本当にリヴァプールの人から愛されているんでしょうね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ウェールズ旅行の情報収集!おすすめの本とサイト紹介
ラグビーの強豪国のひとつにウェールズという国があります。W杯開催にあわせて、いくつかのテレビ番組でもウェールズを取り上げています。
でもウェールズってどんなところ?どうやって行けばいいの?というかた向けに、人生初海外旅行がウェールズだったわたしが、旅の情報収集におすすめの本とサイトを紹介したいと思います!
旅行ガイド
地球の歩き方「イギリス」
ページにして20P弱ですが、他社のイギリスのガイド本よりもウェールズの見どころがいちばん多く載っています。ウェールズにある三カ所の世界遺産への行き方もきちんと掲載されていますし、首都カーディフのアーケード街についてや、北部の見どころ同士を結ぶバス路線まで地図つき・時刻付で載っています。イギリスガイドと言いながら1ページもウェールズと北アイルランドの項目がないガイドブックもある中、さすが歩き方!時刻は変更になることも多いのですが、所要時間の確認が出来るので記載されていると本当に助かります。カラーページも多く、実際に旅行に行く際にも使える情報量です。
kindle版だと「ウェールズ・スコットランド」版として分冊購入できます。
旅名人ブックス16 ウェールズ
まるごと一冊ウェールズについてのガイドブックです。間違いなくこの本が一番名所・見どころを網羅しています。ただし発行が古く中古でしか流通していません。(amazonリンクを貼ったのは欲しいと思われた方が書籍情報を見やすいようにです)見どころを網羅していても、情報が古いんじゃ…とお考えになるかもしれませんが大丈夫です。ウェールズの旅のメインとなる城や遺跡などについては、15年ほど前の情報でもあまり名所自体は変わりません。
- 作者: 田辺雅文,小嶋三樹,邸景一
- 出版社/メーカー: 日経BPコンサルティング
- 発売日: 2005/09/17
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 11回
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英国ウェールズ小さな町と田舎を歩く
この本も発行が古く、中古でしか流通していない本です。女性誌MOREが出した旅行本で、個人的にはわたしは旅名人より好きな本です。写真がとてもきれい。魅力的な風景やお店、飲食店等がたくさん載っています。旅名人との違いは取り上げた店やホテルなど、各施設へのインタビューが多いこと。わりとマニアックな町や場所もきちんと取材してあります。
ウェブサイト
英国政府観光庁(日本語)
ウェールズだけでなく、イギリスを旅行するなら一度は見ておきたいサイトです。最新の旅の情報と、日本のガイドブックよりもはやく、詳しく「今」面白い場所を知ることが出来ます。ブリットレイルパスやナショナルトラストツーリングパスのオンラインショップもあります。ナショナルトラストツーリングパスは海外在住の観光客のみ購入可能なパスなので、いくつかナショナルトラストの施設を回る予定のある方にはパスがおすすめです。
ウェールズ政府公式サイト(日本語)
残念ながら旅行ページについてはあまり更新されないのですが、英語版のサイトをわかりやすくまとめてあります。こちらのサイトで気になった項目をリンク先の英語サイトで確認するのがおすすめです。
Tourism | Wales-Japan ウェールズ政府公式サイト
ウェールズ政府観光サイト(英語)
こちらがウェールズ政府の公式サイトになります。日本語サイトのリンク先になるところです。英語が解る方なら、こちらのサイトから見たほうが早いかもしれません。見どころ紹介だけでなく、最新イベントやおすすめの宿泊施設やキャンプサイト、レストランの紹介もあります。
UK Breaks & Family Holiday Destinations | Visit Wales
まとめ
いかがでしたでしょうか?「ガイドブック全然紹介されてないし、そのうち2冊は絶版?!」と思ったかたも多いと思います。でもウェールズに関する情報は、個人ブログサイトなどをのぞくと本当にこれくらいしかないのです。ウェールズが大好きな人間としては寂しいので、わたしもいつかちゃんと旅行記を書きたいと思っています。
ウェールズは日本での情報量がとても少ない「国」ですが、雄大な自然と、たくさんのお城とアーサー王伝説をはじめとする伝説の宝庫です!チーズやラム、デザートもおいしいものがたくさんあります。どうかイギリス旅行を計画される際には、ぜひウェールズにも足をはこんでみてください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
海外旅行で美容院!計5回髪を切ってみた体験談
短めの海外旅行ではあまり美容院に行く人はいないかもしれませんが、わたしはいままでイギリス、香港、韓国で美容室に行ったことがあります。
内訳としてはヘアカット5回(格安店3回、お高め美容室で2回)シャンプーとヘアセット3回です。行った店の客層もアジア系(香港・韓国・インド人系)、白人系、黒人系と色々です。
それぞれ特徴があって面白い経験だったので、今回は海外旅行で美容室に行った話を書いてみたいと思います。
とにかく楽しい!
感想としては「髪は日本人に切ってもらうのが一番かもだけど、海外の美容院ってすごく楽しい!」です。
本当に楽しんですよ海外の美容室!
旅行ってたぶん、みなさん自分が知らないものを見たり食べたりするのが楽しくて行くものだと思うんですが、髪を切りに行くと自分の知らないその町に住む人と、がっつり対面で一時間前後は一緒にいられるわけです。シャンプーの仕方も髪の切り方も違うのを見ることができるし、自分がその国の言葉を話せなくても、他の人たちの会話の雰囲気を眺めているだけでも楽しいんです!
旅行中に1時間以上の時間をさくことはなかなか難しいですが、長期旅行に行く予定の方にはぜひ体験してみてほしいです。
予約する?しない?どうやって予約する?
お値打ちなお店
日本と同じような安さ早さを売りにしてる雰囲気の美容院の場合、カット+シャンプーや程度のものなら、店が空いていればどの国でも飛び込み客でも受け付けてくれました。予約制度そのものがなくて、お客さんが店前でただズラーッと順番待ちで並んでいるだけのお店もあったりします。格好も普通のTシャツとジーンズでOKです。
ちょっと高そうなお店
街の中のいかにも『ヘアサロン』っぽい雰囲気のお店に行った時は、店に直接行って質問したところ「スタッフの都合で事前予約のみです」と言われ、その場で翌日の予約を取りました。なので旅行中にヘアサロンに行きたい方は、何日か滞在する街で、着いたその日のうちに予約を入れるのがいいと思います。わたしは一応服装もワンピース+パンプスのような女子っぽい恰好で行きました。海外は日本よりお客さんとしての見た目を要求されるので、お店の客層と自分の服装をあわせたほうが無難だと思います。
予約方法
わたしのように直接予約は時間的にむずかしかったり緊張するという方は、ホテルのフロントにお願いすれば、大抵は代理で予約をしてくれます。予約してもらったらチップを渡すのを忘れずに。わたしはそれほど英語が話せないので、自分が直接お店に頼むほうが確実に要望が伝わるかな?と思って直接行って予約をしています。
予約の際の注意として、おそらくほとんどの方が日本語のフルネームや名字では伝わらないと思います。身分確認があるわけではないので、名前はあちらの人が呼びやすそうな名前を名乗りましょう。ただ「あい」さんや「ゆう」さんは理解されづらいのでお気をつけください。
市松人形ヘアスタイル
いきなり結論から言っちゃいます。いままでお任せでカットをお願いした結果、ほぼ市松人形ヘアスタイルです。
髪は人種によって大きく違うらしく、日本人の髪なら日本で切るのが一番きれいに切れるらしいんです。日本人の髪は強いので、はさみの切れ具合も日本とそれ以外の国ではちがうとか。(と、ロンドンで美容師をして働いている日本人の美容師さんから日本食レストランで相席になったときに聞いたことがある)
なんでも人種の違いで髪の質どころか断面図まで違うらしいです。おもしろいですね!
わたしはボブ~セミロングぐらいの長さをうろうろしている、真っ黒で毛の量の多い、ちょっと癖のある髪です。カラーは10代の頃は赤や金にもしていたのですが、色々アレルギーがあり、かゆくなるので20代半ばから滅多にしなくなりました。
旅先で行ったお店では「セミロングくらい、あとはお任せ」のカットをお願いしています。セミロングなら万が一失敗されても縛れますからね!
先に書いた通り、結果はだいたい市松人形ヘアスタイルです。
切ってもらう流れ
工程としては、お高めのお店はシャンプーをしてから、格安のお店は霧吹きで湿らせてからカット→シャンプー→ブローで、流れそのものは日本と変わらない感じでした。シャンプー台まで移動する店もあれば、昔ながらのお店では、理容室のように椅子を回して倒すだけでシャンプー席になるお店もありました。
格安のお店だと一番安いコースは切った後のシャンプーがなく、ほうきやドライヤーで払うだけとかも選べるようです。今までのところ、シャンプーのときに顔にガーゼをかけてくれる店にあたったことはありません。ただエステも併設しているお高めのサロンだと、エステ込みのコースならガウンに着替えた状態でカットしてくれるようでした。
白人の人が多い美容院
前髪は長めのぱっつん、サイドと後ろの三段ぱっつん切り。またはサイドと後ろがざくざくとランダムな切り方。
白人の人はぱっつんでも、ざくざくでも、ブロー後に自然なレイヤーになるらしいのです。髪が細く柔らかい人が多いそう。少なくとも隣の席のお客さんは、わたしと同じようにぱっつん切りされているのに自然なスタイルになってました。真っ直ぐなままの日本人の髪は「ラブリー!」とのこと。(イギリス人はラブリーが多い)
黒人の人が多い美容院
前髪ぱっつん、サイド後ろは同じ長さでぱっつん。
ストレートパーマの相談もしたんですが「あなたの髪にはパーマ液が強すぎて向かない」と断られました。前髪を切る人はあまりいないらしく「本当に切るの?」と何度も念押ししてから切ってくれました。そういや確かにあまり前髪のある黒人の人って見かけませんね。他の美容師さんやお客さんまで「日本人初めて見た!」と顔を見に来たり髪を触らせてと頼んでくるくらいには、みんなノリがよかったです。
香港系の人が多い美容院
前髪はボリューム多めのぱっつん、サイド後ろは同じくらいの長さ。やや自然なカット。
海外でカットをお願いしたお店のなかでは、唯一完全な市松人形にはなりませんでした。(日本の美容院に比べればお人形に近いですが)他のお店と違って「ヘッドスパは?エステもやってるよ!ヘアパックしない?」と前のめり気味におすすめしてくる店員さんたち。やはり香港人は商売上手です。思わずヘアパックしちゃいました。
インド系の人が多い美容院
前髪長めのぱっつん、サイド、後ろは同じ長さでぱっつん。
わたしの行ったお店がたまたまそうだったのかもしれませんが、過去最速です。すごくシャンプーも髪を切るのも早かったです。行く前のイメージはお店にヘナがたくさんある感じだったのですが、そういうこともなく。ヘナは時間がかかるから、今はあまりしないそう。仕上げにヘアオイルでまとめてくれたので、そこはまさしくインド系でした。
まとめ
お店の他のお客さんの切られ方もあわせて考えると、おそらく東アジア(日本人と似た髪質の人が多い国)以外のお店では「髪をすく」という切り方があまりないのかもしれません。
いまのところカットではほぼもれなく市松人形ヘアスタイルにされてきましたが、不満はありません。美容院の雰囲気は楽しいし、人に髪を洗ってもらって乾かしてもらうというのはすごくリラックスできます。しかもカットしながら黒髪がすてきだとか本当に黒くてまっすぐで綺麗だとか、どの美容師さんも、時にはお客さんも一緒に褒めてくれるのです。きっときれいになるための場所なので、たくさん褒めてくれるんでしょうね。自己肯定感がむちゃくちゃ上がります。わたしは褒められて伸びるタイプです。笑
日本に戻ってくると「また今回も呪いの人形みたいだね」と言われたりもしますが、それはそれで「旅行中に切ったんだよ」という話をするきっかけにしています。切り直しに行ったと言う経験は今のところありません。
と言うわけで、ヘアスタイルにこだわりがある人にはそこまでおすすめはしないけど、カットしなくてもヘアパックとかシャンプーとブローだけでも頼めるし、なんかちょっとみんなと違う、楽しい体験がしてみたいな!という人には海外旅行で美容院行くのもおすすめです!という体験談でした。
余談
黒く真っ直ぐに切りそろえられた髪というのは、海外の人の『日本人のイメージ』通りなのかもしれません。美容院に行った後に、見知らぬ人から髪を褒められたことが何度かあります。
とくに印象的だったのは、美容院後にベンチに座ってアイスを食べてたら、犬の散歩中のおばあさんに「あなたの髪すごくきれいね」と話しかけられて、そこからおすすめの散歩コースを教えてもらって一緒に歩いたこと。最後はおばあさんの家の庭のイチジクを貰ってお別れしました。
海外旅行中に美容院に行っても、必ず現地の人から話しかけられる訳ではありませんが、自分の経験上での確率は高いです。そもそも美容院で美容師さんとお話できますし、「旅先の人と話してみたいな」という人には美容院をおすすめしたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!このブログがみなさんの旅のお役に立てたら嬉しいです。
海外でお風呂!洗い場なし!バスタブだけで入浴する方法!
昔ながらのヨーロッパのホテルやB&Bに泊まったことある方は遭遇したことがあるんじゃないでしょうか。普通の部屋に、トイレとバスタブ(浴槽)がどどーんと鎮座しているだけというバスルーム。
洗い場はなく、一番シンプルなタイプになるとバスタブとお湯と水の蛇口のみ、シャワーすらないという、どうすれば入浴できるのか謎の部屋。
ここまで読んで、なんだそれ?と思われている方には、写真をよーく見ていただくのが早いかもしれません。
全体は映ってませんがこのバスルーム、シャワーはありません。絨毯のひかれた部屋にトイレと、湯船と、水とお湯の蛇口があるのみなのです。ちなみにイギリス、一泊£60の部屋です。(当時£1=170円くらいなので1万円越えの部屋)
これでどうやって頭と体を洗い、お湯につかればいいのか?!っていうか風呂にディスプレイのヒトデ(確認したら本物の乾物だった)と貝殻はなくていいからシャワーつけて!……というわけで、今回は海外でのお風呂の使い方、洗い場がなく、バスタブが絨毯の部屋にある場合の入浴の仕方についてです!
まず基本的な情報として日本のお風呂とトイレは世界最高に快適であるということを念頭においてお読みください。
パターン別バスタブ使用方法
バスタブに蛇口+独立したシャワールーム(コーナー)もある
高級な宿でたまに見かけるパターン。体はシャワーで洗い、バスタブには半身浴程度のお湯を入れて浸かりましょう。床が絨毯の場合は日本のお風呂と違い、溢れるほどお湯は入れないようにしましょう。
バスタブに蛇口+シャワー+シャワーカーテン
バスタブ、シャワーどちらでも使えるタイプです。シャワーの場合はシャワーカーテンはバスタブの内側に入れて使います。シャワーカーテンを外に出してしまうと、バスタブの外にお湯が垂れてしまうのでご注意を!
湯船にお湯をためて浸かったあと、栓を抜きながらシャワーを浴びて体を洗うのが楽な入浴方法です。
先に体を洗いたい場合は、栓をせずにシャワーで体を洗い、カーテンを隅によせて栓をしてお湯を張って入浴するしかありません。時間がかかるので、最初のシャワーは熱めにしましょう。カーテンがお湯につかるのは衛生的に避けたいので、お湯の量はほどほどにしてください。
バスタブ+シャワー
写真のようにシャワーカーテンがない状況です。こちらは写真サイトからお借りしました。フランスのホテルだそうですが、ベッドの前にバスタブがあるという超おしゃれ部屋です。床が絨毯だと、一番怖いパターンかもしれません。
この手のバスタブの場合はシャワーが手持ち出来るなら、バスタブの中に座りシャワーを使用するのが一番お湯をまき散らさずにすみます。部屋を水浸しにしてベッドで眠れなかったり、最悪罰金なんてパターンは絶対に避けたいので水はねに気を付けましょう。栓をせずに座ったまま頭と体を洗ってから、栓をしてシャワーから湯船にお湯をはって入浴するか、湯船につかったあと、栓を抜きながら座ったまま頭と体を洗いましょう。
バスタブに蛇口+シャワーカーテン
シャワーカーテンは外に出します。中に入れて使うと、カーテンが肌に触れた時冷たくてしょうがないからです。ただし外にお湯をこぼさないよう、注意が必要です。
寒い時期だとつらいのですが、バスタブの栓をしないまま座って蛇口のお湯で頭と体を洗い、それから湯船にお湯をためて温まるのが一番楽じゃないかと思います。
逆にお湯をはり、それから栓を抜きながら頭と体を洗うという方法もありますが、それだと最後に体を流すのが大変になります。
どちらにせよその方法で頭が洗えるのは、ちょうどいい温度のお湯が蛇口から出る時だけです。水とお湯の蛇口がそれぞれ別の場合は、水で洗うか、湯船のお湯で洗うしかありません。
こういうお風呂の場合は桶にもなる折り畳みバケツがあると洗い流す時に便利です。ない人は空のペットボトルを使いましょう。ただ、髪を洗い流すならペットボトルだと2リットル程度一本じゃ足りません!頑張ってお湯を入れて、流しましょう!
バスタブに蛇口
上の使い方とほぼ同じです。シャワーカーテンがない分、お湯をこぼさないよう最大限注意して入浴しましょう。バスタブに座り込み、頑張って頭と体を洗ってください。タイトルの写真のような『お湯と水の蛇口が別』な場合は、ちょうどいい温度のお湯で頭を洗うのはまず無理なので、火傷をしないためにも水で髪を洗い、後から湯船にお湯を張る方法をおすすめします。上でも書きましたが折り畳みのバケツか空のペットボトルがあると楽です。
このタイプのお風呂に入った場合、入浴後は「お風呂入った…頑張った…」と、謎の充足感と疲労感に包まれるはずです。頑張りましょう!
お風呂豆知識
バスジェル、シャワージェル、シャワークリーム?違いって?
お風呂にお湯を入れる際にバスタブに投入するのがバスジェル(=泡風呂になる)で、シャワーを浴びながら手やスポンジで泡立てて体を洗う(=石鹸として使う)のがシャワージェル、シャワークリーム、それにボディウォッシュです。
ボディウォッシュはいわゆる石鹸のことです。ただ厄介なのがシャワージェル、シャワークリームは液体石鹸なのですが、バスジェル=シャワージェルという製品も多いのです。旅行先で購入する際はラベルを確認してみてください。Bath and Shower gelと表記されていたら、お風呂でもシャワー使える製品です。ただのShower gelなら湯船には投入しないほうがいいかもしれません。
外国製のバスジェルやバズボム(大きな固形の入浴剤、泡風呂になる)の説明を読むと、『使用後は洗い流してください』などの注意書きがないものを見かけることがあると思います。これは泡を上がり湯で流さず、泡だらけの体をそのままタオルで拭いておしまいにしてしまって大丈夫な製品だからです。(余談ですがイギリスだと食器洗剤でも泡をきちんと流さず、布巾で拭くだけの人もかなりいます。道理でオーガニックだのやたら原料にこだわる洗剤や石鹸があるんだ、と納得しました)
旅行に使える!折りたたみ湯おけ
折りたためてコンパクトになる軽量のバケツや湯おけは、特に長期旅行に行く予定の方におすすめのグッズです。シャワーのない宿で湯おけとして使うのはもちろん、逆にシャワーしかない部屋で足湯をするのにも使えます。また、洗濯おけとしても大活躍します。シャワーのない宿での入浴は想像以上に疲れるので、あらかじめ部屋にシャワーがないことが解っている方は用意したほうが楽だと思います。
栓がない?!
ホテルの口コミを見ていて「浴槽の栓がなかった」と書かれているのを見たことないですか?海外だとお風呂につからない人も多く、バスタブ=シャワースペース扱いなことも多いようです。単純に以前の宿泊客が壊して修理されていなかったりすることも多いようですね。
栓がない場合は、ビニール袋に水をたっぷり入れて口を縛り、栓の代わりに置きましょう。その状態でお湯をためると、水圧でキチンと栓がされます。
建物が古い時、ボイラーも古い可能性が高い!
古くてあまりお湯があまり溜められないボイラーだと、お風呂中にお湯が出なくなることがあります。なのでまずは頭と体を洗いましょう。
お湯の量があまり出ない場合
新しい建物でもお湯が出にくいホテルはあります。その場合はシャワーで頭と体を洗う程度にとどめましょう。洗うのに使ったお湯をためて入浴しても気持ちが悪いだけですし、ぬるいお湯では逆に風邪をひきやすくなります。(経験談)さっと洗って、さっと出て、服を着てから足湯でもした方が体は温まります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。初めて絨毯の部屋にシャワーカーテン付きのバスタブがあるのを見た時、「映画で見た光景だ!」と大興奮したのを覚えてます。それがまさかあんなにも使いづらいものだとは、実際に使ってみるまでは思いもしなかったです。
冒頭でも書きましたが、日本のお風呂とトイレは世界最高に快適だということを記憶の隅に置いておいてください。おそらく超高級スパリゾートでも、日本の温泉旅館に勝てるお風呂はありません。
使い勝手が悪いお風呂も、「まあ旅行に来たんだもんね」とおおらかな気持ちで楽しみましょう!そして状況に応じて、頑張って入浴してください。このブログが少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
ひとり旅は空港でチョコバーを買っておこう
海外旅行で入国審査を終えたあと、特に買い物をしないまま町へ出る人は多いと思います。でも旅行先がヨーロッパなら、そしてあなたがひとり旅、もしくは女性だけでの旅行なら、ぜひ試していただきたいのです。
ひとり旅は、とりあえず空港でチョコバーを買ってから街に出よう。
なぜ購入をおすすめするのか
空港到着後、まずはホテルへ向かいチェックイン。それから街歩きしつつレストランやスーパーを探して…というのが個人旅行やひとり旅の人に多い行動パターンだと思っていますが、どうでしょう?私はそんなかんじです。笑。
ですが渡航先がヨーロッパの場合、ホテルに着く時間が遅いと、近くのレストランやスーパーが営業していないことも結構ありますよね?または時間はさほど遅くないのに、日曜日だから店が閉まってた、なんてことも。
海外と言ってもアジア圏はコンビニも多いし、夜間営業の店も多いですが、ヨーロッパだと土日短縮営業なスーパーやレストランは結構あります。あと、治安が悪くて夜出歩くのがダメな地域もあるわけです。それは行き慣れている街ならともかく、初めての場所ならホテルに着いてみなくちゃわからない。女性はどうしたって男性よりも危険度が高めで、警戒して動かなくちゃなりませんよね。少しお腹がすいてきたけど、外歩きはちょっと…というときにチョコバーがあれば、満腹にはならないかもしれないけど、空腹感はやりすごせます。
というわけで、
空港ついたらペットボトルの飲み物とチョコバーを買おう!と、おすすめしておきたいのです。(ちょっとづつアイテムが増えている…)
なぜインスタント食品ではなくチョコバーをおすすめするのかは、あとで理由を書きます。
チョコバー以外でもOK!りんごもいいよ!
別にチョコバーじゃなく、シリアルバーでもクッキーでもカップケーキでもいいんです。チョコバーは私の趣味です。
でも、りんごが売ってたら必ず買っておきましょう。
りんごは駅の売店でもよく売っています。旅行中は疲れやすいですし、積極的にビタミンをとっておきたいですよね。ヨーロッパのりんごは小さめで、日本のおにぎりくらいのサイズなので、ぺろっと完食できると思います。
どれも『日持ちして、持ち運び出来て、栄養価が高く、腹もちするもの』です。
もしも飛行機で到着したその夜にレストランもスーパーも見つからなくても、半泣きでお茶を飲んで空腹を紛らわすことにならないよう、せめてチョコバーくらい持っておこうね、というわけです。
買い足しのすすめ
もし到着したその日にチョコバーを食べてしまったら、次の日もまたチョコバーを買っておきましょう。前と同じものでも、違うものでもかまいません。そうやって、旅行中は常に手持ち鞄にチョコバーやマフィン、りんごやみかんを入れておくことをおすすめします。(イギリスならみかんはSATUMA(サツマ)という名前でスペイン産のものが多く売られています。)
ただしバナナは駄目です。おやつに入れないでください。衝撃に弱いので、鞄に入れたら大参事です!(経験済み)
日本から持参?
いちいち買い物をせず、日本からカロリーメイトでも一本満足でも持参すればいいのでは?と思う方もいらしゃると思います。たしかにおいしいし、バランスも優れていますよね。
でもせっかく海外に行くなら、パッケージのデザインや味の違い、おいしいのもまずいのもネタとして楽しむ精神で、色んなチョコバーを現地購入してみませんか?まずい物はまずければまずいほど、あとで何回でも語れる(思い出せる)鉄板エピソードになりますよ!
おすすめの食べ方
海外旅行中は、とにかく歩く人が多いと思います。でも疲れた時にカフェばっかり入ってる訳にもいかないですよね。
そういう時は、その辺の芝生やベンチに腰かけて、チョコバーを食べましょう。またはりんごを服でさっと拭いて、皮ごとガブッと食べましょう。ちなみにこの写真はロンドンです。平日の公園は、みんなこんな感じにゆるいです。
飴でも良いけど、少量でも固形物を食べると、驚くほど体力が回復します。
そう!観光の合間に食べるためにも、インスタント食品ではなくてチョコバーがいいのです!
みなさんもぜひ試してみてください。ちょっとだけローカル気分も味わえます。
なによりすごく、楽しいです!
イギリス旅行中にサッカーやラグビーの試合があったら気をつけたいこと
イギリス旅行中にイギリスでサッカーやラグビーの試合が行われる、というシチュエーションはよくあることだと思います。なんせどちらも発祥の地です。機会があれば見てみたい方、むしろ試合観戦のためにイギリスに行く方もいるでしょう。
ところが旅行の日程や滞在先がそれらの試合とかぶることは、いいことばかりではありません。イギリスには未だにフーリガンという、やっかいで熱狂的・暴力的なファンがいます。スポーツ好きな人もそうでない人も、イギリス旅行中に注意してほしいポイントをいくつかご紹介します。
まずは国際試合やビッグマッチではないか確認
まず確認するのはこれです。シーズン中の普通の試合ならおそらく何も心配はありません。どの町もいつも通りでしょう。
国際試合や日本でもスポーツニュースで取り上げられるような試合の場合、もしかしたら大都市の観光名所や繁華街が早めに閉まったり、試合期間中臨時休業する可能性があります。特にロンドン中心部はその可能性が高いです。
試合会場と滞在先がかぶらないか確認
次に試合会場を確認しましょう。滞在先が対戦チームの地元でもなく、無関係の都市ならたぶん大丈夫。会場と同じ町だとしても、たとえばロンドンなら広いのであまり問題ないかもしれません。
でも国際試合や何かしら話題の試合、シーズン最初や最後の試合なら、念のため宿の予約をしておくことをおすすめします。長距離列車や長距離バスを使う予定の方は、やはり渡航前に予約することをおすすめします。そして、代替交通機関の確認もしておきましょう。場合によっては宿代があがっていたりします。
ビッグマッチで、試合会場の都市に滞在する場合
さて、一番注意してほしいのがこのパターンです。最悪、会場近くで暴動が起きたり、交通機関が止まる可能性があります。試合観戦が目的ではない限り、できれば試合の前後もスタジアム周辺は避けた方が良いと思います。
ビッグマッチではないけれど、いわゆる『ダービー』というのも気を付けてください。例えばマンチェスターユナイデッド対マンチェスターシティの試合が行われる日に、マンチェスターに居る場合、などです。
私の体験した試合後の騒動
- 地元のチーム同士での試合後に、負けたチームのサポーターが暴動を起こして会場近くに止めていた車が燃やされる。私「通り向こうで車燃えてたけど」友「ユナイテッドが負けたからね」
- ラグビーの国際試合で勝った喜びでサポーターが応援歌を大合唱のまま線路に侵入し、行進を始める。電車が数時間止まる。(雰囲気としてはスクランブル交差点占拠とか道頓堀に飛び込む人たちのノリです)
- 国際試合で負けた悔しさでサポーターが街の中心部に向かい、破壊行為をしまくる。目当ての施設は臨時休館。街で観光も出来ず、ホテルから出る時には注意するように言われる。
いかがでしたでしょうか?最近は長年の警察の取り締まりで、ずいぶん観戦マナーも良くなったと聞きますが、気をつけるのに越したことはないですよね。
観戦してみたい!
サッカーの場合、シーズン半ばの普通の試合なら、見に行くのは簡単です。有名チームの試合は手数料がかかりますが日本語OKの代理店で購入できますし、有名チーム以外なら自力でのチケットも購入しやすく、当日席が手に入る可能性も高いです。(念のため予約したい場合は、各チームの無料~多少の登録料を払い会員登録し、そこからクレジットカードで予約して当日開場前のチケットセンターで発券、と言うのが一番楽な方法だと思います)
イギリスのスタジアムは日本と比べ、超がつくほどの至近距離で試合を観戦できます。特に応援している選手がいなくても、楽しく観戦できますよ!
まとめ
サッカーもラグビーも普通の時期に普通に観戦する分には心配もなく、とても楽しい競技です。機会があればぜひ観戦してみてください!