ときどきたび

海外女ひとり旅が大好きな40代アラフォーのブログ。旅行記と旅の情報など。家族旅行についても。のんびりときどきたびにでたい。

海外旅行で美容院!計5回髪を切ってみた体験談

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短めの海外旅行ではあまり美容院に行く人はいないかもしれませんが、わたしはいままでイギリス、香港、韓国で美容室に行ったことがあります。

内訳としてはヘアカット5回(格安店3回、お高め美容室で2回)シャンプーとヘアセット3回です。行った店の客層もアジア系(香港・韓国・インド人系)、白人系、黒人系と色々です。

それぞれ特徴があって面白い経験だったので、今回は海外旅行で美容室に行った話を書いてみたいと思います。

とにかく楽しい!

感想としては「髪は日本人に切ってもらうのが一番かもだけど、海外の美容院ってすごく楽しい!」です。

本当に楽しんですよ海外の美容室!

旅行ってたぶん、みなさん自分が知らないものを見たり食べたりするのが楽しくて行くものだと思うんですが、髪を切りに行くと自分の知らないその町に住む人と、がっつり対面で一時間前後は一緒にいられるわけです。シャンプーの仕方も髪の切り方も違うのを見ることができるし、自分がその国の言葉を話せなくても、他の人たちの会話の雰囲気を眺めているだけでも楽しいんです!

旅行中に1時間以上の時間をさくことはなかなか難しいですが、長期旅行に行く予定の方にはぜひ体験してみてほしいです。

予約する?しない?どうやって予約する?

お値打ちなお店

日本と同じような安さ早さを売りにしてる雰囲気の美容院の場合、カット+シャンプーや程度のものなら、店が空いていればどの国でも飛び込み客でも受け付けてくれました。予約制度そのものがなくて、お客さんが店前でただズラーッと順番待ちで並んでいるだけのお店もあったりします。格好も普通のTシャツとジーンズでOKです。

ちょっと高そうなお店

街の中のいかにも『ヘアサロン』っぽい雰囲気のお店に行った時は、店に直接行って質問したところ「スタッフの都合で事前予約のみです」と言われ、その場で翌日の予約を取りました。なので旅行中にヘアサロンに行きたい方は、何日か滞在する街で、着いたその日のうちに予約を入れるのがいいと思います。わたしは一応服装もワンピース+パンプスのような女子っぽい恰好で行きました。海外は日本よりお客さんとしての見た目を要求されるので、お店の客層と自分の服装をあわせたほうが無難だと思います。

予約方法

わたしのように直接予約は時間的にむずかしかったり緊張するという方は、ホテルのフロントにお願いすれば、大抵は代理で予約をしてくれます。予約してもらったらチップを渡すのを忘れずに。わたしはそれほど英語が話せないので、自分が直接お店に頼むほうが確実に要望が伝わるかな?と思って直接行って予約をしています。

予約の際の注意として、おそらくほとんどの方が日本語のフルネームや名字では伝わらないと思います。身分確認があるわけではないので、名前はあちらの人が呼びやすそうな名前を名乗りましょう。ただ「あい」さんや「ゆう」さんは理解されづらいのでお気をつけください。

市松人形ヘアスタイル

いきなり結論から言っちゃいます。いままでお任せでカットをお願いした結果、ほぼ市松人形ヘアスタイルです。

髪は人種によって大きく違うらしく、日本人の髪なら日本で切るのが一番きれいに切れるらしいんです。日本人の髪は強いので、はさみの切れ具合も日本とそれ以外の国ではちがうとか。(と、ロンドンで美容師をして働いている日本人の美容師さんから日本食レストランで相席になったときに聞いたことがある)

なんでも人種の違いで髪の質どころか断面図まで違うらしいです。おもしろいですね!

わたしはボブ~セミロングぐらいの長さをうろうろしている、真っ黒で毛の量の多い、ちょっと癖のある髪です。カラーは10代の頃は赤や金にもしていたのですが、色々アレルギーがあり、かゆくなるので20代半ばから滅多にしなくなりました。

旅先で行ったお店ではセミロングくらい、あとはお任せ」のカットをお願いしています。セミロングなら万が一失敗されても縛れますからね!

先に書いた通り、結果はだいたい市松人形ヘアスタイルです。

切ってもらう流れ

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工程としては、お高めのお店はシャンプーをしてから、格安のお店は霧吹きで湿らせてからカット→シャンプー→ブローで、流れそのものは日本と変わらない感じでした。シャンプー台まで移動する店もあれば、昔ながらのお店では、理容室のように椅子を回して倒すだけでシャンプー席になるお店もありました。

格安のお店だと一番安いコースは切った後のシャンプーがなく、ほうきやドライヤーで払うだけとかも選べるようです。今までのところ、シャンプーのときに顔にガーゼをかけてくれる店にあたったことはありません。ただエステも併設しているお高めのサロンだと、エステ込みのコースならガウンに着替えた状態でカットしてくれるようでした。

白人の人が多い美容院

前髪は長めのぱっつん、サイドと後ろの三段ぱっつん切り。またはサイドと後ろがざくざくとランダムな切り方。

白人の人はぱっつんでも、ざくざくでも、ブロー後に自然なレイヤーになるらしいのです。髪が細く柔らかい人が多いそう。少なくとも隣の席のお客さんは、わたしと同じようにぱっつん切りされているのに自然なスタイルになってました。真っ直ぐなままの日本人の髪は「ラブリー!」とのこと。(イギリス人はラブリーが多い)

黒人の人が多い美容院

前髪ぱっつん、サイド後ろは同じ長さでぱっつん。

ストレートパーマの相談もしたんですが「あなたの髪にはパーマ液が強すぎて向かない」と断られました。前髪を切る人はあまりいないらしく「本当に切るの?」と何度も念押ししてから切ってくれました。そういや確かにあまり前髪のある黒人の人って見かけませんね。他の美容師さんやお客さんまで「日本人初めて見た!」と顔を見に来たり髪を触らせてと頼んでくるくらいには、みんなノリがよかったです。

香港系の人が多い美容院

前髪はボリューム多めのぱっつん、サイド後ろは同じくらいの長さ。やや自然なカット。

海外でカットをお願いしたお店のなかでは、唯一完全な市松人形にはなりませんでした。(日本の美容院に比べればお人形に近いですが)他のお店と違って「ヘッドスパは?エステもやってるよ!ヘアパックしない?」と前のめり気味におすすめしてくる店員さんたち。やはり香港人は商売上手です。思わずヘアパックしちゃいました。

インド系の人が多い美容院

前髪長めのぱっつん、サイド、後ろは同じ長さでぱっつん。

わたしの行ったお店がたまたまそうだったのかもしれませんが、過去最速です。すごくシャンプーも髪を切るのも早かったです。行く前のイメージはお店にヘナがたくさんある感じだったのですが、そういうこともなく。ヘナは時間がかかるから、今はあまりしないそう。仕上げにヘアオイルでまとめてくれたので、そこはまさしくインド系でした。

まとめ

お店の他のお客さんの切られ方もあわせて考えると、おそらく東アジア(日本人と似た髪質の人が多い国)以外のお店では「髪をすく」という切り方があまりないのかもしれません。

いまのところカットではほぼもれなく市松人形ヘアスタイルにされてきましたが、不満はありません。美容院の雰囲気は楽しいし、人に髪を洗ってもらって乾かしてもらうというのはすごくリラックスできます。しかもカットしながら黒髪がすてきだとか本当に黒くてまっすぐで綺麗だとか、どの美容師さんも、時にはお客さんも一緒に褒めてくれるのです。きっときれいになるための場所なので、たくさん褒めてくれるんでしょうね。自己肯定感がむちゃくちゃ上がります。わたしは褒められて伸びるタイプです。笑

日本に戻ってくると「また今回も呪いの人形みたいだね」と言われたりもしますが、それはそれで「旅行中に切ったんだよ」という話をするきっかけにしています。切り直しに行ったと言う経験は今のところありません。

と言うわけで、ヘアスタイルにこだわりがある人にはそこまでおすすめはしないけど、カットしなくてもヘアパックとかシャンプーとブローだけでも頼めるし、なんかちょっとみんなと違う、楽しい体験がしてみたいな!という人には海外旅行で美容院行くのもおすすめです!という体験談でした。

余談

黒く真っ直ぐに切りそろえられた髪というのは、海外の人の『日本人のイメージ』通りなのかもしれません。美容院に行った後に、見知らぬ人から髪を褒められたことが何度かあります。

とくに印象的だったのは、美容院後にベンチに座ってアイスを食べてたら、犬の散歩中のおばあさんに「あなたの髪すごくきれいね」と話しかけられて、そこからおすすめの散歩コースを教えてもらって一緒に歩いたこと。最後はおばあさんの家の庭のイチジクを貰ってお別れしました。

海外旅行中に美容院に行っても、必ず現地の人から話しかけられる訳ではありませんが、自分の経験上での確率は高いです。そもそも美容院で美容師さんとお話できますし、「旅先の人と話してみたいな」という人には美容院をおすすめしたいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!このブログがみなさんの旅のお役に立てたら嬉しいです。