イギリスでまずくない料理を食べる簡単な方法
例えばイギリス滞在中、疲れている時。
空腹でとにかく何でも、いや、まずくない料理ならなんでもいいから食べたい!
出来ればお米がいい!だけどおいしいお店を探すのも面倒!並ぶのもいやだ!
なーんて思うこと、ありますよね。
日本ならコンビニやファストフードに行けば、そこそこ安く・早く・おいしい料理が食べられますが、イギリスではそうはいきません。イギリスですから。イギリスでおいしい料理を食べるのにはコツがあります。それを知らずに適当な店に入ったら最後、後悔しか残りません。
では『とりあえずまずくない料理をイギリスで食べたい』時、どんな店に行けばいいのでしょうか。
今回は成功率100%とは言い切れないまでも、そこそこはずれのないイギリスでまずくはない料理を食べる簡単な方法について書いてみたいと思います。
しかもお値段も、そこそこお安いことが多いです。
イギリスには比較的「はずれ」が少ない店のジャンルがある
私の経験では、中華料理・インド料理・エスニック料理はイギリスでも比較的はずれが少ないです。
そして超田舎でもないかぎり、たいていの街に中華料理かインド料理の店はあります。物価高めのイギリスでの心強い味方、テイクアウェイ(イギリス英語ではテイクアウトではなくテイクアウェイです)のお店も多いです。
(トルコのケバブや香辛料の効いたエスニック料理もおいしい店は多いですが、都会でしか見かけないのと、時々ものすごくどう表現していいのか解らない味に遭遇します)
そしてなにより、中華料理もインド料理もお米が食べられるのです!
乱暴な言い方ですが日本人なら、米さえ食べられればなんとかなるのです!イギリスでは細い米が主流ですが、大丈夫です。日本食ではなければあまり気になりません!
中華料理
中華料理は一皿の量が日本より多い傾向にあります。特に回転テーブルがあるような店では、倍かそれ以上のサイズです。
また、油分が日本のより多めに作られている店が多いので、胃もたれしやすい人は日本でも油の多いメニュー(例えば揚げ物系や焼きそば類)にはご注意を。
中華で優しい味が良い!という方は、炒飯(Fried Rice)や焼きそば(Chow Mein)よりも、飲茶(Yam Cha または Dim Sum)、テイクアウェイなら肉野菜炒め+ご飯(Pork and Vegetable stirfly with Rice)などがおすすめです。
(残念ながら中華粥(Rice porrige または Congee)はテイクアウェイのお店では見たことがありません)
炒め物=stirfly(ステアフライ)は店にもよりますが、ただの肉野菜炒めというより、とろみのついた五目あんかけのような場合が多いです。米はタイ米のような米が多いですが、とろみや汁気のおかげでしっとりして食べやすくなります。メニューには(食材名)+stirflyと書かれているので、自分の好みの組み合わせを見つけてみてください。
都会のお店ではメニューが英語+英語表記の広東語+漢字表記というお店もありますが、田舎ではほぼ英語表記のみです。
ちなみに中華料理店のカレーは日本の給食のカレーに近い感じです。牛肉とオイスターソースを隠し味に使って、片栗粉でとろみづけ、グリーンピースをちらしてある店をよく見かけました。味もなかなか懐かしさを感じる味です。
最初にも書きましたが、イギリスの中華は大抵量が多いです。炒飯と餃子とスープを頼んだら、おそらく一人では食べきりません。
注文の時には
How big is it?(どれくらいの大きさですか?)
Do you think it enough for me?(これで十分だと思う?)
など、量の確認をしたほうがいいと思います。
インド料理
インド料理の場合、主食は米かチャパティか選べる店が多いです。どちらもついているお店もあります。
イギリスではナンのある店は少なく、チャパティという薄いパンが主流です。小麦粉ではなく全粒粉で作られていて、香ばしくておいしいですよ!
店によって色んなメニューがありますし、日本のように唐辛子マーク等で辛さの度合いを表示している店も多いです。
なかでも「チキンティッカマサラ(chicken tikka masala)」はおそらくほとんどの店で看板メニューになっているイギリス発祥のインドカレーです。トマトと生クリーム(またはヨーグルト)で鶏肉を煮てあります。肉はむね肉の場合が多く、あまり辛くない、食べやすいチキンカレーです。
外食が続くと胃もたれしやすい人もいると思います。
そんな時にも食べやすいカレーは、野菜カレー(Vegetable curry)や豆カレー(dal curryダールカレー(ヒヨコ豆)masoor dal curryマスールダールカレー(レンズ豆))などのベジタリアンカレーです。特に豆カレーはあまり辛くなく、子供向けメニューとして紹介しているお店も多いです。豆の形が残っているもの、潰してスープになっているものなどお店によって違いますが、どちらもおいしいです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私はイギリスにいる時に空腹の限界まで遊びすぎることがよくあり、空腹による思考能力の低下でレストランの判断を誤って大後悔したことが何度もあります。結果、行きついたのが中華料理とインド料理です。
『とりあえずまずくない料理をイギリスで食べたい』というのは、頻度は違えど、イギリスを訪れた皆さん考えることだと思うので、この記事がお役に立てたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!