旅の長距離移動、何を着る?(過去の失敗例から考える)
旅につきものの長距離移動。
『動きやすく、かつリラックスできる服』って実際どんな服ならいいのでしょう?
- 過去ののわたしの旅の服、よく考えたら失敗ばかり
- NG例1:トングサンダル+クロップドパンツ
- NG例2:長袖Tシャツ+厚手のダウンジャケット
- NG例3:長袖ヒートテック+長袖Tシャツ+ダウンベスト
- 結論
過去ののわたしの旅の服、よく考えたら失敗ばかり
昔、適当な格好で旅に出て、多少ですが調子を崩すことがよくありました。多少なので、無理をすればどうにかなるレベル。でもアラフォーの今は体力がなく、そう簡単にはいきません。というかよく考えたら、せっかくの旅行なのに100%の調子で楽しめなかったのは、すごくもったいないことをしたと思うのです。落ちた「多少の調子悪さ」は、確実にのちの行程に響いています。
旅の服はおしゃれより機能性重視です。
悲しいけれど、おしゃれ優先して旅行中に体調崩すよりマシなのです。
というわけで、ここでは過去の私の調子が悪くなった事例から考えられる、旅の長距離移動時に向いている服と旅に向いていない服をご紹介したいと思います。
NG例1:トングサンダル+クロップドパンツ
夏の時期、少しでも楽に涼しくなりたくて、親指を引っ掛けるタイプのトングサンダルと膝下くらいまでの長さのクロップドパンツを履いて海外旅行に。ところが暑かったのは地元を出発する空港行のバスに乗るまで。長距離バスも飛行機内もエアコンの効きが良く、逆に冷えすぎ状態に。素足が出てるだけで、ああも冷えるとは!
腕の露出よりも、足の露出のほうが体が冷える気がしませんか?長距離移動の時は座りっぱなしになるので、ぴったりしたパンツではそりゃあもう盛大にむくむ羽目に。
スカートとか、もしくはスニーカーなら手持ちの靴下を履くこともできたのに、サンダルと丈の短いズボンで靴下を履くのはどうしても格好悪いし、親指部分が独立したトングサンダルだから靴下はいたら指先痛くなるし…と躊躇っているうちに、足の爪が紫色になり、むくみで足がだるく重く。
結局無理矢理靴下履きましたが、体の冷えで初日から鼻水が止まらない旅行になりました。
教訓:ズボンは丈の長い、ゆるめのもの。サンダルは靴下も履けるタイプを選ぼう。
いくら体を緩めたいと思っても、女性のひとり旅での長距離移動は、痴漢避けのためにスカートは避けたほうがいいわけです。履いてもマキシ丈のスカートとか。となると、座っている時に太腿の付け根を締め付けない、ゆるめのズボンをはくしかありません。
そしてどうしてもサンダルが履きたいなら、靴下がはけるタイプのサンダルを選びましょう。靴下は着圧ソックスか、逆に寝るときにも履けるゆるめのあたたか靴下がベストだと思われます。
NG例2:長袖Tシャツ+厚手のダウンジャケット
冬の外の寒さはダウンジャケットでしのぎ、暖房のきいた屋内では長袖Tシャツだけになって、汗をかかないようにしようと思ってのスタイル。
実行してみると、冬の飛行機の中はTシャツだけでは寒すぎて、ダウンジャケットを着ていると今度は暑い。汗が止まらない。しかもダウンの衣擦れの音が、夜の静かな機内ではやけに耳障りで、そんなに頻繁に脱いだり着たり、もぞもぞ出来ない雰囲気。
最終的にダウンを着て、ファスナーを下げて前を広げておくことに。
あったかいを越えて暑くなり汗がだらだら。目的地に到着した時にはぐったり。到着初日は夜遊びの予定を変更して、ホテルで早めに就寝しました。
教訓:冬は、手荷物にカーディガンやストールなどを入れておこう。
寒さ・暑さ対策だけでなく、温度調整が細かくできる格好をしましょう。人間の体は意外と繊細で、洋服で細かな調整をしてあげないと疲れるんですね…
NG例3:長袖ヒートテック+長袖Tシャツ+ダウンベスト
機能より見た目で買ったダウンベストでの夜行バス旅行。NG例2の『長袖Tシャツ+厚手のダウンジャケット』の飛行機移動での失敗を教訓に、インナーに長袖ヒートテックを着用。
今回は完璧!と思ったんですが忘れてました。ヒートテックは体を動かさない時には寒い(暖かくならない)+防風機能はさほどないのです。
結果、窓際席だったため隙間風というか、窓ガラス越しに伝わってくる外気温がとにかく寒い。ブランケット貸し出しのあるバスだったんですが、ブランケット被ってもとてつもない寒さ。
幸い手荷物に小さな使い捨てカイロがあったので両手首・両肘の内側にカイロを貼って寒さをしのぎましたが、とにかく一晩中寒くて睡眠不足でふらふらで旅先に早朝に到着。
旅行中に使う予定のカイロをバスで全部使ったので、旅先の駅中コンビニで定価でカイロを買うことになったのも嫌な出費でした。
ちなみに天気予報をさらりと確認しただけで旅に出ていたのですが、私が確認したのは最高気温くらい。旅先の早朝と夜は地元よりずっと寒く、更にカイロを大袋で買い足す羽目になりました。
教訓:冬はお洒落より防寒。天気予報は気温も確認。ダウンベストは秋に着よう!
予報で大まかな天気を見ただけで「大丈夫だな」と思うのではなく、きちんと旅先の昼と夜の温度も調べて置けば、きっとちゃんとした防寒着を着たはずで、そこまで寒くはなかったはずです。
旅先で「寒くないの?若いってすごいわね!」と言われて曖昧にわらってごまかしましたが、本当は泣きそうでした。
結論
夏は冷房対策、冬は寒さ対策をしっかりと。
体をしめつけないような服を選ぼう。
天気予報は昼夜の気温まで確認し、重ね着を基本に考え、細かく温度調節ができる服装で旅に出よう。
おしゃれより健康第一!
面白味はないけれど、体には優しいです。
楽しい旅は体調管理から!これが基本です!
「結論」と言っても、常識レベルのことしか書いてない気もしますが、旅に出る時は楽しく浮かれていて、ついつい実用性よりおしゃれを優先しがちです。実用性とおしゃれを兼ね備えた格好が出来ればいいけれど、難しい。
ほぼ自業自得というか、考えなしで旅行すると体調を崩したり、貧乏旅行なのに予定外の出費をすることになったりということがわかっていただけたと思います。書き出してみるとひどい失敗ばかりですが、当時はそれなりに頑張って考えて行動してたはず。何考えてた、昔の私。
というわけで、どうかわたしの数々の失敗が、みなさんが旅行に行く際の服装を考えるきっかけになれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!